離縁と離婚の違い

離縁と離婚の違い

- 概要 -

離縁は、法律上では養子縁組を解消する場合に使われる。離婚は、婚姻届を提出し、法律上で婚姻関係にある夫婦として認められている男女が、婚姻関係を解消する場合に使われる。

- 詳しい解説 -

離縁と離婚は、混同しがちであるが、法律上の規定では似て非なるものである。

離縁は、法律上では養子縁組を解消する場合に使われる。民法では、血のつながりがなくても法律によって事実上の親子関係を認めており、養子と認定された場合は嫡出子として扱われることになる。養子は実子と同じくらいの権利を有することになるが、赤ちゃんの時や小さい時など、物ごころがつく幼いうちに養子縁組をすることが多く、長じて後トラブルが起きる場合もある。その場合に、養子縁組の解消も法律では認めており、協議離縁、調停離縁、審判離縁のいずれかの方法がある。

離婚は、婚姻届を提出し、法律上で婚姻関係にある夫婦として認められている男女が、婚姻関係を解消する場合に使われる。この場合、離婚届を提出することで、法律上は独身に戻る。当事者同士の話し合いの合意による協議離婚、家庭裁判所が間に仲裁に入った上で成立する調停離婚などがある。

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