無期懲役と終身刑の違い

無期懲役と終身刑の違い

- 概要 -

無期懲役は、無期刑の一つで、刑期が受刑者が死亡するまで一生涯にわたる刑罰である。無期刑には無期懲役の他に無期禁固もある。終身刑も無期刑と同じく、一生、つまり終身刑期が続く刑罰のことである。

- 詳しい解説 -

無期懲役(むきちょうえき)とは、無期刑の一つで、刑期が受刑者が死亡するまで一生涯にわたる刑罰である。無期刑には無期懲役の他に無期禁固もある。
無期懲役は「刑期が無い、つまり決まっていない」と誤解されやすいが、実際は「刑期に期限が無い=死ぬまでが刑期」という意味である。満期のある有期懲役より重く、死刑に次いで重い刑罰である。
ただし、日本の刑法では無期懲役の場合も、10年以上服務した後では仮釈放の可能性が認められている。このように仮釈放の可能性がある無期懲役を相対的無期刑、あるいは相対的終身刑という。
ただし日本では仮釈中の者は残りの刑期の間は保護観察をつけられる。そのため、無期懲役を受けて仮釈放された者は一生涯観察処分となる。

一方、終身刑も無期刑と同じく、一生、つまり終身刑期が続く刑罰のことである。報道などで終身刑はどれも仮釈放のない絶対無期刑、あるいは絶対終身刑であるかのように扱われてきた。しかし日本の法律には絶対終身刑は存在せず、終身刑の場合でも一定期間が経つと仮釈放が認められる。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「罰金と反則金」、「おかゆとおじや」、「寄付と募金」、「ウイルスと細菌」、「薄口醤油と濃口醤油」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれて、あなたは自信を持って即答できるでしょうか?きっときちんと答えれる人はごくわずかでしょう。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは500個以上集めて詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?