不況と恐慌の違い

不況と恐慌の違い

- 概要 -

不況は景気循環における景気が悪い状態をさす。恐慌は、不況よりもさらに深刻な悪景気をさす。好況の局面で突如発生する急激な景気後退のことである。恐慌状態では、株価が暴落し、企業は倒産、失業者が急増し、インフレーションが起こる。

- 詳しい解説 -

不況とは景気循環における景気が悪い状態をさす。景気循環においては好況、後退、不況、回復の4局面があり、このうち不況と後退(好況から景気が悪くなって行く段階)を景気後退という。後期後退の中でもより景気が悪い状態が不況あるいは不景気という。
また、バブル景気を経て、バブルが崩壊した1991年以降の不況をバブル不況、あるいは平成不況とよぶ。また1991年から2002年までの経済低迷が続いた11年間は「失われた10年」とも呼ばれる。

一方恐慌とは、不況よりもさらに深刻な悪景気をさす。好況の局面で突如発生する急激な景気後退のことである。
恐慌状態では、株価が暴落し、企業は倒産、失業者が急増し、インフレーションが起こる。
特に世界規模で起こる恐慌は世界恐慌と呼ばれる。一般に世界恐慌というと1929年に起こったものをさし、これは大恐慌とも呼ばれる。
最近では、2008年のリーマンブラザーズの破綻(リーマンショック)によって引き起こされた世界金融危機は第二次世界恐慌とも呼ばれている。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「罰金と反則金」、「おかゆとおじや」、「寄付と募金」、「ウイルスと細菌」、「薄口醤油と濃口醤油」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれて、あなたは自信を持って即答できるでしょうか?きっときちんと答えれる人はごくわずかでしょう。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは500個以上集めて詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?