退職と離職の違い

-　詳しい解説　-

退職とは勤めていた会社を辞めることである。企業によって退職に関する就業規則は異なるが、法律上は退職を希望する日の２週間前に退職届を提出すればよいことになっている。
退職とは会社と従業員の間の労働契約を解除することで、会社が一方的にその契約を解除する場合は解雇といい、それ以外については退職とよぶ。ちなみに辞職は役員以上の役職者が辞めるときに使われる。退職には、労働者の意向により退職する任意退職のほか定年退職、本人の死亡や契約期間の満了などによる当然退職がある。
また、主に女性が結婚を機に会社を辞めることを寿退職と呼ぶ場合がある。
会社によっては退職の際に退職金が支給される場合がある。

一方離職とは、退職や失業によって職務を離れることをさす。広くは会社を辞めるという意味で用いられるが、通常、公的機関などの手続きやハローワークでの手続きなどにおいて用いられる言葉である。また退職した場合、失業保険を受け取るには離職票が必要である。