総裁と総理の違い

総裁と総理の違い

- 概要 -

総裁は、政党や公団などの長として全体を治める人のことである。特に、日本の政党である自由民主党党首が総裁と呼ばれ、自民党以外の党首は総裁とは呼ばない。総理は、日本の行政府である内閣の首長、すなわち内閣総理大臣のことである。

- 詳しい解説 -

総裁とは、政党や公団などの長として全体を治める人のことである。特に、日本の政党である自由民主党党首が総裁と呼ばれ、自民党以外の党首は総裁とは呼ばない。

元々は幕末の江戸幕府の大老に相当する役職名として作られた。それが徳川慶喜のときに、老中が各省の大臣のような職となり、陸軍総裁、海軍総裁、外務事務総裁などである。江戸城を無血開城に導いた勝海舟は海軍総裁であった。
1868年の王政復古の大号令により明治維新の改革が進められ、旧来の摂政関白(せっしょうかんぱく)を中心とする摂関政治と征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)を中心とした幕府政治を解体し、総裁、議定、参与の三役を置き、天皇中心の体制を作った。

現在も残っている総裁がつく官庁や法人の役職としては、人事院総裁や日本銀行総裁などがある。

一方総理とは、日本の行政府である内閣の首長、すなわち内閣総理大臣のことである。総理大臣、あるいは首相とも呼ばれる。
したがって、衆議院における自民党の議席数が最多の場合、総裁と総理は同じ人物となる。

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