逝去と永眠の違い

逝去と永眠の違い

- 概要 -

逝去はある人の死を敬っていう尊敬語である。永眠も同じく、永い眠りにつくこと、すなわち死去することの意味である。逝去や死去と違い、永眠や他界という言葉は死後数日から数年経った後に使われることが多い。例えば「祖母は80歳で永眠した」などと使う。

- 詳しい解説 -

逝去とはある人の死を敬っていう尊敬語である。さらに「ご」をつけて「ご逝去」と使われる場合もある。また尊敬語であるため、身内の死に対して「逝去した」と言うことは誤りである。例えば、父親を失った人に対して、「ご尊父様、ご逝去の由承り、心よりお悔やみ申し上げます」などと使われる。

永眠も同じく、永い眠りにつくこと、すなわち死去することの意味である。逝去や死去と違い、永眠や他界という言葉は死後数日から数年経った後に使われることが多い。例えば「祖母は80歳で永眠した」などと使う。死去に比べて、柔らかく丁寧なニュアンスがあり、亡くなった人に対する敬意も感じられる言葉である。
また、永眠は本来はキリスト教の用語で、特にギリシャ正教における死を表す正式な用語である。プロテスタントでは永眠の他に昇天という言葉も使われる。一方カトリックにおいては帰天という。

しかし、最近では永眠もキリスト教に限らず、死を表す言葉として広く使用されている。同じように、逝去は本来は仏教用語であるが、これも広く一般に使用されている。

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