強迫と脅迫の違い

強迫と脅迫の違い

- 概要 -

強迫は、民法上の言葉であり、相手に「無理やり」何かをさせようとすることを表わす。脅迫は、刑法上の言葉であり、相手を「脅して」何かをさせようとすることを表わす。

- 詳しい解説 -

強迫と脅迫は、相手に何かをさせようとすること、と似たような意味であるが法律用語であり、適用範囲が異なる。

強迫は、民法上の言葉であり、相手に「無理やり」何かをさせようとすることを表わす。強迫されたことによる意思表示は、民法では不法行為と見なされ、強迫された本人は取り消すことができる。たとえば「強迫されて結婚した」「強迫されて遺言状を書いた」といった使い方とする。また、「強迫観念」という心理学用語もある。これは○○しなくては、という何か切羽詰まって思いこんでいる状態を表わす。

脅迫は、刑法上の言葉であり、相手を「脅して」何かをさせようとすることを表わす。本人や家族が身の危険を感じる脅しを受けた場合、脅迫罪が適用され、脅迫したものは特定され次第、逮捕される。

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