牛丼と他人丼の違い

-　詳しい解説　-

牛丼とは日本の丼ものの料理の一つである。小間切れや切り落としなどの薄切りにした牛肉をタマネギと一緒に醤油、酒、砂糖などで甘辛く煮込み、ご飯の上にかけたもの。牛飯（ぎゅうめし）とも呼ばれる。トッピングとしては紅ショウガや生卵、七味唐辛子がつけられることが多い。
牛丼は明治時代に誕生し、元は牛鍋をご飯にかけたものであった。「牛丼」の名称は明治32年に吉野家を創業した松田栄吉によってつけられたと言われる。
1970年頃から吉野家がファーストフードとしてフランチャイズチェーンを展開し、その後、すき家、松屋、なか卯などもチェーン展開を始めた。現在では海外にも牛丼店が見られ、牛丼は日本のファーストフードとして定着している。

一方、他人丼とは鶏肉以外の肉とタマネギと割り下で煮て卵でとじた丼料理である。豚肉や牛肉を使用したものを他人丼ということが多い。親子の関係にある鶏肉と卵を使った親子丼に対して、親子の関係にないという意味で鶏肉以外を使用したものを他人丼と称する。