球根と種の違い

球根と種の違い

- 概要 -

球根は、チューリップ・ヒヤシンス・ダリア・ユリ・クロッカスなどに代表される。球根で子孫を残すため、栄養繁殖とも呼ばれる。球根植物は、原産地が乾燥地域にあることが多い。種は、アサガオなどに代表される。種で子孫を残すため、種子繁殖とも呼ばれる。発芽〜開花〜種子というサイクルが球根に比べて短く、一年草が多い。

- 詳しい解説 -

球根と種は、ともに植物の子孫繁栄の手段であり、両方とも発芽に供えて栄養分を地中で蓄えるという点では同じである。

球根は、チューリップ・ヒヤシンス・ダリア・ユリ・クロッカスなどに代表される。球根で子孫を残すため、栄養繁殖とも呼ばれる。球根植物は、原産地が乾燥地域にあることが多く成長に必要な水分が不足するため、花を咲かせた後は地上に出ている部分は枯らし、次の年に備えて地中にある球根に栄養分を蓄える働きをする。球根植物は、親球根のそばに子球根を作るが数は多くない。この子球根を株分けして増やしていくのである。ただ、球根植物も種子ができる。種子から植え、球根が形成され、やがて発芽しても、球根に十分な栄養が蓄えられるまで花が咲かないため、花をつけるために数年を要する。そのため、近年では品種改良が進められ、球根しかできない植物が作り出され、店頭でも球根で売られるようになっている。

種は、アサガオなどに代表される。種で子孫を残すため、種子繁殖とも呼ばれる。種子を残したあと、植物本体は枯れていくが、種子に発芽に必要な栄養分が残されているので、やがて地面に埋もれ、地中で養分を蓄えながら、発芽のタイミングを待つ。発芽〜開花〜種子というサイクルが球根に比べて短く、一年草が多い。

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