慣用句とことわざの違い

慣用句とことわざの違い

- 概要 -

慣用句は長い間習慣として使われてきた言い回しや、ひとまとまりの言葉や文句をさす。例えば、怒りを感じることを「腹が立つ」や「頭にくる」などと言ったりする。ことわざは昔から伝えられてきた格言や教訓、皮肉や知恵、風刺などを含んだ言葉をさす。例えば「百聞は一見にしかず」などである。しばしば慣用句と混同されるが、慣用句が文中で使われる言い回しであるのに対し、ことわざは単体で成立する。

- 詳しい解説 -

慣用句とは長い間習慣として使われてきた言い回しや、ひとまとまりの言葉や文句をさす。成句ともいう。英語でいうイディオムに当たる。慣用句は会話や文章の中で、定型句の表現として用いられる。
慣用句は独立した単語の複合によって、文字通りの意味とは異なる意味を持つようになり定着した句である。したがって一種の比喩表現でもあり、その意味することは固定しているのが特徴である。また体を使った慣用句は非常に多い。
例えば、怒りを感じることを「腹が立つ」や「頭にくる」などと言ったりする。

一方、ことわざは昔から伝えられてきた格言や教訓、皮肉や知恵、風刺などを含んだ言葉をさす。俚諺(りげん)とも言う。ことわざは簡潔で覚えやすく、誰もが納得のいくような言い得て妙であるものが多い。また異なる文化において同じ内容を表すことわざも多くある。
例えば「百聞は一見にしかず」は英語ではSeeing is believing(見ることは信じることである)などである。
しばしば慣用句と混同されるが、慣用句が文中で使われる言い回しであるのに対し、ことわざは単体で成立する。

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