かた焼きそばと皿うどんの違い

-　詳しい解説　-

かた焼きそばとは中華料理の一種で、生の中華麺を揚げて、その上に野菜や肉など炒めたものにとろみをつけた餡（あん）をかけたものである。五目あんかけ焼きそば、五目焼きそばなどと呼ばれ、主に中華料理店で出される。中でも油で麺をパリパリに揚げたものがかた焼きそばと呼ばれる。
中国でいう炒麺（チャーメン）にあたるものである。

一方皿うどんとは、長崎皿うどんとも呼ばれる長崎県の郷土料理の一つである。元々は長崎市にある中華料理レストラン四海樓（しかいろう）の創業者の陳平順が考案したとされ、ちゃんぽんをアレンジして汁を少なくしたものあった。
かた焼きそばと同じく、揚げてパリパリになった中華麺に野菜や肉、魚介を炒めたものにととろみをつけた餡をかけた料理である。
かた焼きそばとの大きな違いは麺の太さで、かた焼きそばの麺が太めの麺であるのに対し、皿うどんには細麺が使われる。
また博多皿うどんというものもあり、こちらはちゃんぽん麺のような中華麺を具材と餡で炒めた料理である。