片意地を張ると肩ひじを張るの違い

片意地を張ると肩ひじを張るの違い

- 概要 -

片意地を張るは、頑固になって自分の考えを曲げず、それを押し通そうとすることをさす。肩ひじを張るは、無理矢理に肩をそびやかし、ひじを上げて身構える様子から気負った様子、あるいは威張っていることをさす。

- 詳しい解説 -

片意地を張るとは、頑固になって自分の考えを曲げず、それを押し通そうとすることをさす。またその様子を片意地といい、「彼は片意地になっている」などとも使う。意固地(いこじ)になっている様子のことである。
片意地には、頑固になっていると同時に怒りの気持ちも含まれている例えば、自分のつむじを曲げる、へそを曲げるなどの意味にも通じる。怒りのせいでムキになって自分の意見を変えない態度のことである。

一方、肩ひじを張るとは、無理矢理に肩をそびやかし、ひじを上げて身構える様子から気負った様子、あるいは威張っていることをさす。特に、相手に対して強がって見せている様子や堅苦しい様子を表す。例えば、「肩ひじを張って生きるのはなかなか辛いだろう」などと使う。「を」を省略して「肩ひじ張って」とする場合も多い。

片意地を張るのが意地、すなわち気持ちが張っているのに対して、肩ひじを張るというのは高圧的な態度を示す点が異なる。

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