カカオとコーヒーの違い

カカオとコーヒーの違い

- 概要 -

カカオはアオイ科の常緑樹である。コーヒーはアカネ科の植物であるコーヒーノキの種子であるコーヒー豆を焙煎したものや、コーヒー豆を挽いた粉に湯を加えて抽出した飲料をさす。

- 詳しい解説 -

カカオ(Cacao)とはアオイ科の常緑樹である。中央アメリカから南アメリカの熱帯地域が原産である。実は楕円形をしており大きく、熟すと赤や黄色になる。果実の中に多数の種子があり、これを発酵させたものはカカオ豆と呼ばれる。カカオ豆はチョコレートやココアの原料となる。
ヨーロッパに伝わったのは、コンキスタドールのコルテスによってスペイン王に献上されたのが始めである。
その後19世紀になってアフリカでもカカオの生産が始まり、イギリスやフランスの植民地でも栽培が奨励された。ガーナではテテ・クワシによってカカオ生産が始められたされる。

一方、コーヒーはアカネ科の植物であるコーヒーノキの種子であるコーヒー豆を焙煎したものや、コーヒー豆を挽いた粉に湯を加えて抽出した飲料をさす。原産地はエチオピアといわれる。
焙煎したコーヒー豆から抽出した飲み物のコーヒーが登場したのは13世紀後半で、15世紀には中東イスラム世界に普及し、トルコを通じて16世紀にヨーロッパに伝わった。

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