馬とポニーの違い

-　詳しい解説　-

馬とはウマ科に属する動物の総称である。広義ではいわゆる馬の他に、シマウマ、ロバなども含む。馬は社会性があり、家畜の中では非常に知能の高い動物といわれ、古くから家畜として飼われており、乗り物や運搬のため、あるいは農耕の労働力として利用され、あるいは食用とされてきた。
日本でも馬肉は桜肉と呼ばれ、馬刺などにして食べられる。また太く長い馬の尾の毛はバイオリンや胡弓（こきゅう）などの弓毛に用いられる。さらに馬から取れる馬脂は民間薬として、あるいは美容目的で利用される。

一方、ポニーは特に種類として馬と違いがあるわけではなく、肩までの高さが147cm以下の馬の総称である。犬程度の大きさのファラベラ、シェトランドポニー、ハクニーポニーなどがある。通常、ポニーは通常頭が良く温厚な性格で耐久力に優れている特徴がある。日本在来種では木曽馬などがあり、木曽馬は特に平安時代から江戸時代まで武士の馬として利用されていた。