違法と犯罪の違い

違法と犯罪の違い

- 概要 -

違法は法律や規定・理念に背くことをさす。違法行為の中には、未成年の飲酒や路上喫煙など禁止はされているものの罰則がないものがある。これらの行為は、違法であるが犯罪とはならない。犯罪は罪を犯す行為や犯した罪そのもののことである。狭義では特に刑罰に科せられるべき行為をさし、刑罰法規に規定された構成要件に該当し、有責な違法行為を犯罪とよぶ。

- 詳しい解説 -

違法とは法律や規定にそむき、また法律の理念そのものに背くことをさす。そのような行為を違法行為と呼ぶ。
違法行為の中には、未成年の飲酒や路上喫煙など禁止はされているものの罰則がないものがある。これらの行為は、違法であるが犯罪とはならない。
また不倫は賠償責任を負う場合があるが、法律で禁止されているわけではないので違法行為ではない。

それに対し、犯罪とは罪を犯す行為や犯した罪そのもののことである。一般的には生活の秩序を乱すような反社会的、反権威的な行為も犯罪とする。
狭義では特に刑罰に科せられるべき行為をさし、刑罰法規に規定された構成要件に該当し、有責な違法行為を犯罪とよぶ。
有責というのは責任があるという意味で、たとえ殺人などの違法行為を犯しても心神喪失状態と精神鑑定で認定されて、責任能力がないと判断される場合、犯罪とはならない。
また日本を含め多くの国で、刑法などに規定がなされていない行為については犯罪とされないとする罪刑法定主義の考え方が採用されている。

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