アヤメとショウブの違い

アヤメとショウブの違い

- 概要 -

アヤメはアヤメ科の多年草であり、日本全国の山野の乾燥地に生える。ショウブは、池や川などの湿地に生える単子葉植物である。

- 詳しい解説 -

アヤメとはアヤメ科の多年草であり、日本全国の山野の乾燥地に生える。茎がまっすぐに伸び、葉は剣形である。5、6月頃に青紫色や白色の花をつける。前に垂れ下がった花びら、外花被片に編目模様、すなわち文目(あやめ)模様があり、ここからアヤメと呼ばれるようになった。
また「いずれかあやめ、かきつばた」と言われるように、カキツバタとアヤメは姿が似ている。一方、アヤメは漢字で菖蒲と書き、同じ漢字のショウブと葉の形も似ているが、実際は全く別ものである。ショウブと区別するために、ときにアヤメはハナショウブとも呼ばれる。

ショウブは、池や川などの湿地に生える単子葉植物である。葉は剣形で爽やかな芳香がある。形が剣に似ていることから、古来より邪気を払うと言われ、男子にとって縁起の良い植物とされてきた。端午の節句には屋根に葺(ふ)いたり、根茎の部分を風呂に入れて菖蒲湯にして入る習慣がある。
漢方薬では菖蒲根として健胃薬などにも使われる。

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